宮里藍、現役最後の試合を発表「エビアンで終える事を決めました」


6月11日のサントリーレディスオープン最終日、目を潤ませながらスピーチした宮里藍

6月11日のサントリーレディスオープン最終日、目を潤ませながらスピーチした宮里藍

 今季限りで現役引退する女子ゴルフの宮里藍(32)=サントリー=が30日、14日開幕の海外メジャー最終戦・エビアン選手権(フランス)を現役最後の試合にすると自身のブログで発表した。

 藍は「最後の試合。」のタイトルでブログを更新。「今日は最後の試合を決めた事をご報告します。5月に今年一杯での引退を表明してから、最後の試合がどこになるか自分でも全く分からずにいました。ただ、メジャーに出場出来るチャンスがあれば、メジャーは全部出たいという気持ちはずっとあったので、エビアンまでというのは、漠然とイメージしていました。そのメジャーを全て終えた後に、日本でまた出場出来る機会があれば、その時は頑張りたいと思っていました。ですが、やはりここ暫く考えた結果、今の現状で自分のゴルフが家族を超えることはないと心から感じており、現役最後の試合を、今年最後のメジャーであるエビアンで終える事を決めました。非常に難しい決断ではありましたが、今は家族のサポートがとても重要でありまた自分でもそうしたいと思っています」と、決断の理由を語った。

 現在は31日開幕のポーランド・クラシックに出場するため、米オレゴン州に滞在中。同大会を含め、エビアン選手権までは残り2試合となる。「私としては、残されたこの2試合をしっかりと全力で頑張る事。最後まで私らしくチャンレンジするという事。自分のツアープロ生活を、小さい頃からずっと夢だったこのアメリカツアーで終えられるという事。沢山の事に幸せを感じています。なので、最後までしっかりと前を向いて頑張りますので日頃から応援してくださる皆様には、温かく見守っていただけたらとても嬉しく思います」と心境をつづった。

 エビアン選手権は、メジャー昇格前の2009年に米ツアー初優勝を飾った大会。思い出深い試合が現役ラストマッチとなる。

(ブログは原文まま)

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