鈴木愛、ミラクルパーでV残った


18番、ティーショットを放つ鈴木愛

18番、ティーショットを放つ鈴木愛

 ◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス第2日(2日、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ)

 7位から出た鈴木愛(23)=セールスフォース=が、ミラクルパーでV戦線に生き残った。18番で第1打を左に大きく曲げたが、ボランティアに当たった末に池ポチャを逃れパーセーブして69。通算3アンダーで首位と2打差5位から逆転優勝を狙う。下川めぐみ(34)=環境ステーション=が5アンダーで首位。

 最終18番。約5メートルのパーパットをねじ込んだ鈴木はキャディーと“グータッチ”で喜びを分かち合った。1打目は大きく左に曲げた。付近には林と池があり、観衆は立ち入り禁止。トラブル必至かと思われたが、球がボランティアの男性に当たって難を逃れた。「何回かバウンドした後、ボールが(人に)当たったと聞きました。当たってなければ池に入っていた」。パーでしのぎ、胸をなで下ろした。

 現在賞金ランク2位で、1位のキム・ハヌル(韓国)とは約1642万円差。ハヌルは1オーバー17位と苦戦しており、差を縮めるチャンスだ。「明日はアンダーパーを出さないと。もう少しパットを調整したい」。日本人としては13年の森田理香子以来、4年ぶりの賞金女王を目指す23歳。短い言葉で決意を語ると、恒例の居残り練習へと向かった。(高橋 宏磁)

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