藍“ラスト”エビアン「出るからには優勝しかない」


エビアン選手権の会場内で曽雅ニ(左)と笑顔で記念撮影した宮里藍

エビアン選手権の会場内で曽雅ニ(左)と笑顔で記念撮影した宮里藍

 【エビアン(フランス)11日=高橋宏磁】米女子ツアーの今季メジャー最終戦、エビアン選手権は14日からエビアンリゾートGCで4日間、行われる。現役最後の試合となる宮里藍(32)=サントリー=は11日、9ホールの練習ラウンドをこなした。練習場では親交のある曽雅ニ(台湾)と一緒に記念撮影するなどリラックスムード。「出るからには優勝しかない」とメジャー初制覇へ強い意気込みを示した。

 米国での最終戦となった今月上旬のポートランド・クラシックでは、右肩痛を抱えながら今季最高の5位に入った。患部の状態は万全ではないが、不安はない。「今日(コースを)回った感じだと大丈夫。痛みはない」と言い切った。大会側に貸与された車に表記された名前は「MYAZATO」。「M」の後の「I」が抜けるハプニングもあったが、笑い飛ばした。

 8月の全英リコー女子オープン開幕前、父の優さん(71)が体調不良のため救急搬送され、帰国後は都内の病院に入院した。両親ともに応援には訪れない予定だが、電話で連絡を取り合っている。「父も大丈夫です。やるべきことをやれたら」。勝利で有終の美を飾るため全力を尽くす。

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