【やつい&二千翔のゴルフ始めました】(2)手で投げて感覚つかむ


パッティングのレッスンを受けるやついいちろう(右)と山川二千翔(奥)。指導する三浦プロ(左)

パッティングのレッスンを受けるやついいちろう(右)と山川二千翔(奥)。指導する三浦プロ(左)

 ミニゴルフ「ピッチ&パット」の大会出場を目指す、お笑いコンビ「エレキコミック」の、やついいちろう(42)と3人組アイドル「Cupitron(キュピトロン)」の山川二千翔(にちか、20)による連載で、今回は「パッティング編」。アマゴルファーにとって永遠の悩みでもあるパターに悪戦苦闘しながら、三浦辰施ティーチングプロ(42)から練習法を伝授された。

(協力=東京・世田谷区「ブレインゴルフサロン」)

パッティング編 たとえアプローチでピンそばに寄せられたとしても、最後にカップインしないことには終われない。3パットしてスコアを崩すゴルファーも多いはずだ。

 やつい「パターって地味。とにかく力を入れられないし、爽快さがない…」

 山川「パターは本当に難しいと思います。前にやったことはあって、勝負したこともあるんですけど、全然入らなかったです…」

 まず取り組むのは、短い距離からのパット。

 三浦プロ「パターでやることは2つ。〈1〉真っすぐ1メートルぐらい転がせること〈2〉大体どこから打ってもカップから40~50センチに止められること、なんです」

 それでも1メートルの距離がなかなか入らない。悪戦苦闘する2人に、三浦プロが提案したのは「投げる」―。

 三浦プロ「手で投げて1メートル先まで転がしてみる時に、大きく振りかぶる人はいない。手で転がす感覚が分かってくれば、距離は合ってくる」

 徐々にコツをつかみながら、いざ2人で勝負。距離は約1・5メートル。だが、2人とも10球続けて入らず、途中から勝負を忘れて、それぞれ練習に没頭した。

 やつい「1人で黙々とやってると、力加減も分からないけど、相手がいると面白くなってくるね」

 山川「何でこの距離が入らないのか分からない…」

 三浦プロ「あとは、パターの面がカップにしっかり向いていることが大事です」

 もどかしさは残しつつ、パター練習が終了した。

 三浦プロ「結局は目的意識をどうするか。ゴルフは、最後にカップに入れること。飛ばすことは、実はそこまで大事じゃないんですよ」

 やつい「ガーンって打ちたいけど…パターは我慢。我慢を覚えます。感情のコントロール。パターってものすごく人間的なんですね」

 ◆やつい いちろう 本名・谷井一郎。1974年11月15日、三重県生まれ。42歳。97年1月、今立進とお笑いコンビ「エレキコミック」を結成。DJとしても活動する。役者でNHK連続テレビ小説「ひよっこ」出演など幅広く活躍。2013年11月にタレント・松嶋初音(29)と結婚。身長171センチ。

 ◆山川 二千翔(やまかわ・にちか)1997年5月22日、神奈川県出身。20歳。2012年「第1回JUNONガールズコンテスト」ファイナリスト。14年6月、テクノポップ・アイドル「Cupitron」として配信シングル「サマーカイジュウ」でデビュー。特技はバレーボール。身長164センチ。

 ◆三浦 辰施(みうら・たつや)1975年5月9日、神奈川県出身。42歳。A級ティーチングプロ。15歳でゴルフを始め、アマチュアへのレッスンを中心に活動。2年で約60キロの減量に成功した経験も持つ。著書に「強いインパクトから考えた! 今より飛んで曲がらない『自然体』スイング」(マイナビ出版)がある。

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