◆米女子プロゴルフツアー今季メジャー最終戦エビアン選手権最終日(17日、フランス・エビアンリゾートGC=6479ヤード、パー71)
【エビアン(フランス)17日=高橋宏磁】2位で出た上原彩子(33)=モスバーガー=は1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75と伸びず、通算4アンダーの10位。1977年全米女子プロ選手権の樋口久子以来、日本人2人目となるメジャー制覇は逃した。野村敏京(24)=フリー=は72で1オーバー32位。
宮里藍と同じ沖縄出身の33歳が、日本女子10人目の米ツアー初Vにあと一歩届かなかった。「せっかくいい位置にいるので、バリバリ意識したい」と1打差2位から初の最終日最終組でスタート。14番は第1打をグリーン右斜面のラフへ外し、アプローチミスのダブルボギーでV争いから脱落した。「苦しいラウンドだった。一番大事なときに(14番で)ダブルボギーで落としてしまった」
それでも3勝を挙げた日本ツアーを経て13年に米ツアーへ本格参戦し、5年連続で賞金シードを維持するベテランはメジャー自己最高の10位。グリーン脇では10代から競い合った藍に出迎えられた。「お疲れさま~」と笑顔で抱き合い、互いの健闘をたたえ合った。