◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 エビアン選手権最終日(17日、フランス・エビアンリゾートGC)
【エビアン(フランス)18日=高橋宏磁】引退試合に挑んだ宮里藍(32)=サントリー=は73と崩れ、通算1オーバー32位で現役最後の大会を終えた。ツアープロとしては引退したが、03年から契約するスポーツ用品ブランドの「オークリー」が、引退後も藍をサポートする方針であることが分かった。また、スポンサー契約を結ぶ久光製薬は“惜別CM”の制作を検討していることも判明した。
最後の試合を終えると、藍の両目から涙がこぼれた。
「(18番の)パットを打つ前、ポーラ(クリーマー、米国)と曽(雅ニ=ヤニ・ツェン=台湾)がいるのが見えた。泣きそうになった。(パットを打つ直前だったので)感情的にならないようにした」
複雑な感情を抱えながらのラウンドだった。
「最後なので楽しんでもいいのかなという自分もいたり、アンダーパーで終わりたい自分もいたり。そのはざまで揺れていた。けど、それも楽しめた」
メジャーでは勝てないまま、現役生活が終わった。
「一つだけ心残りはメジャーで勝てなかったこと。でも(10年に)世界一になれた。(米国に)来た時は想像してなかった。最後はパーで締めくくれた。私らしい最後だった」
引退後の活動は未定。
「まだ何をするか決めていない。これまでペットを飼いたいけど、ツアーで飼えなかった。犬か猫、いや両方飼うことは決めている」
ラウンド後は解放感に包まれた。
「14年間、毎週のようにプレッシャーの中で戦ってきた。期待感、プレッシャーを手放せるので、そこはすごく大きい」