松山英樹、米年間MVP候補に日本男子で初めてノミネート


年間MVP候補に選出された松山

 【ジャージーシティ(米ニュージャージー州)25日=高木恵】米男子プロゴルフツアーは25日、今季の年間最優秀選手候補4人などを発表し、日本人歴代最多の今季3勝を挙げた松山英樹(25)=LEXUS=が日本男子で初めてノミネートされた。10月2日の期限までに、今季15試合以上に出場した選手が投票して決定する。松山以外には今季4勝で世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(33)=米国=、今季3勝のジョーダン・スピース(24)=米国=、今季5勝で年間王者となったジャスティン・トーマス(24)=米国=が選出された。

 松山は25日午後、米国選抜と欧州を除く世界選抜による団体対抗戦、プレジデンツカップ(28日開幕)会場のリバティーナショナルGC(7328ヤード、パー71)に入った。プレーオフシリーズ最終戦のツアー選手権から休むことなくパット、ショット、アプローチを約1時間半にわたって確認した。3大会連続出場で、世界選抜では最上位の世界ランク3位。エースとしての役割が期待されており、練習場で副主将のアーニー・エルス(47)=南アフリカ=らと話し込む場面も。98年以来となる世界選抜の勝利へ戦闘モードだった。

 ◆プレジデンツカップ 米国選抜VS欧州選抜の「ライダーカップ」にならい、1994年に始まった対抗戦。米国選抜はフェデックスポイントランク、世界選抜は世界ランクの上位10人+主将推薦2人の12人ずつが出場。大会方式は全てマッチプレーで行われ、初日は2人で1つのボールを交互に打つ「フォアサム」。2日目はホールごとに2人の成績の良い方を採用する「フォアボール」。3日目は「フォアサム」と「フォアボール」。最終日は「シングルス」となる。大会通算成績は米国選抜の9勝1敗1分け。

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