尾崎将司、エージシュートも予選落ち「話題を提供できるように頑張るよ」


尾崎将司

尾崎将司

 ◇男子プロゴルフツアーツアー・ワールドカップ <第2日> (6日、愛知・京和CC=7190ヤード、パー71)

 雨が強く降り出す前の午前7時20分スタートだった、ツアー史上最多の通算94勝・尾崎将司(70)=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ=が3バーディー、2ボギーの70をマーク。通算3オーバーで予選通過は困難ながら、13年4月のつるやオープン(66歳で9バーディー、2ボギーの62)以来自身&ツアー史上2度目となる年齢以下のスコアでラウンドする「エージシュート」を達成した。

 ホールアウト後、偉業を祝して花束と記念のフラッグが贈られた。赤いウェアと黒いパンツに身を包んだジャンボは「おめでとう、と言われてもねぇ。男子ツアーが低迷しているし、少しでもこういう話題を提供できたことは一番良かったと思う。今日みたいなゴルフができればこれからが楽しみ。体と相談してやっている訳だからね」と目尻を下げた。

 10番以降、後半9ホールはショットがさえ渡った。グリーンを外したのは1ホールのみ。「自分でも全盛期をほうふつさせるようなゴルフだったね。楽勝で3アンダーは出せる内容だった。今日のラウンドで、ティーショットに手応えを感じることができた。ティーショットがいいのは最大の武器だね」と自賛した。

 今後はブリヂストンオープン(19~22日・袖ケ浦CC)、ダンロップフェニックス(11月16~19日・フェニックスCC)への出場を予定する。希代の千両役者は「あとはコンディション次第。やっぱり試合に出たくなる気持ちになる。今日みたいなティーショットをしていたらね。もう1つ上の話題を提供できるように頑張るよ」と、ご機嫌でコースを後にした。

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