石川遼、今季国内ツアー初出場は伊澤利光の甥・秀憲プロがキャディーに…12日から日本オープン


練習ラウンドで調整した石川遼と伊澤秀憲

練習ラウンドで調整した石川遼と伊澤秀憲

 男子プロゴルフの国内メジャー・日本オープンは12日から4日間、岐阜・岐阜関CC東C(7180ヤード、パー70)で行われる。今季国内ツアー初出場の石川遼(26)=カシオ=は9日、練習ラウンド18ホールで調整した。今週は2001、03年賞金王・伊澤利光(49)の甥でプロの秀憲(26)がキャディーを担当。ジュニア時代からしのぎを削ってきた同い年の戦友とともに大会初優勝を目指す。

 昨年末に1991年生まれのプロ同士でゴルフコンペを行い、2人は意気投合。「同級生のプロはいっぱいいるけど、(技術が)ずば抜けて上だとずっと思っている」と認める石川が8月頃にオファーをかけてコンビ結成に至った。

 この日はグリーン周りの深いラフからロブショットを繰り返し練習。秀憲から身ぶり手ぶりを交えてアプローチを教わった。「ゴルフに対してのこだわりが思った以上に強い。期待以上。サンドウェッジに1ミリでも枯れ葉が付いていたら『これじゃダメでしょ』って。普通なら打っちゃうこともある。何よりゴルフを楽しんでいる。そこでは負けないつもりだったんだけど」と絶賛した。

 秀憲のキャディー経験は、叔父が海外メジャー・マスターズで4位になった01年に同大会前の「パー3コンテスト」で担いだ程度。今大会後に来季のツアー出場権獲得を目指して3次予選会を受けることもあり「バッグが重い。(最終日までの)あと6日間、どうやって乗り切ろうかと思う」と冗談交じりに体力面での不安を明かした。それでも、石川の思いに応えるために「僕も(石川と同じ)感覚派。熱いオファーをもらったので、どんな状態でも力になれたら」と意気込んだ。

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