桃子、2差3位急浮上 2番目高額賞金ゲットでランク4位浮上だ


第2R、通算6アンダーで3位に浮上し笑顔の上田

第2R、通算6アンダーで3位に浮上し笑顔の上田

 ◆女子プロゴルフツアー NOBUTAグループ マスターズGCレディース第2日(20日、兵庫・マスターズGC)

 43位で出たツアー通算12勝の上田桃子(31)=かんぽ生命=が1イーグル、5バーディー、ボギーなしのベストスコア65で回り、通算6アンダーで首位と2打差の3位に急浮上。今季2番目に高い優勝賞金の大会で5か月ぶりの2勝目なら、賞金ランクは10位から最高で4位に浮上し、10年ぶりの賞金女王も視野に入る。藤本麻子(27)=三愛石油=が8アンダーで単独首位。

 上田がビッグスコアでV圏内に浮上した。15番で残り215ヤードから3ウッドでピン左3メートルに2オンしてイーグル。好調のショットでつけたチャンスを何度も沈めた。「パットは3番からラインを決め打ちせず、大体で打った。タッチが合いやすい」とラウンド中に修正し、2打差の3位につけた。

 21歳で賞金女王となった上田も31歳。3年前から料理教室に通い、ゴルフ一筋だったイケイケ娘から大人になった。自己管理に加え、気分転換にもなり「カニクリームコロッケは自慢できるくらいおいしい。花嫁修業になれば」と照れ笑いする。もちろん、公私のバランスを取りながらも本業はゴルフ。初日から同組の畑岡には、「まだ18歳。若いうちは鬼のように練習したほうがいい」と下積みの必要性を説いた。

 2週前に2位で惜敗し、号泣した藤本には「私も悔しい負けをした。強くなれるよ」と、励ましのLINEを送った。優勝賞金3240万円を獲得すれば、賞金ランクで4位になる可能性も。「最近、優勝争いをしていない。まずは優勝争いをしたい」。台風21号の影響で短期決戦になる可能性もある。嵐の前に少しでも上に行く。(浜田 洋平)

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