アジアパシフィックアマに出場の日本アマ2位・中島啓太「まずは予選通過を目標に」


男子ゴルフのアジアアマ選手権が行われるニュージーランド・ウェリントンGCで24日、練習ラウンドした中島啓太

男子ゴルフのアジアアマ選手権が行われるニュージーランド・ウェリントンGCで24日、練習ラウンドした中島啓太

 男子ゴルフの第9回アジアパシフィックアマチュア選手権は、26日からニュージーランドの首都ウェリントンのロイヤル・ウェリントンGC(6845ヤード、パー71)で116選手が参加し、開かれる。2010、11年の松山英樹ら優勝者が翌年の海外メジャー、マスターズ切符を得てきた大会は、今年から全英オープン出場権も獲得できるように変更された。これを受け、会場内には「MAJOR IMPACT」の大会標語も掲げられた。

 公式練習日の24日には日本勢全6選手が初めてコース入りし、18ホールの練習ラウンドを行った。大会初出場となる、7月の日本アマチュア選手権2位の中島啓太(17)=代々木高2年=は「距離は無いですが、風が強くてティーショットが難しいです」と第一印象を口にした。

 春から夏を迎える南半球の強い日差しの下、冷たい風の中で「(第1打を)フェアウェーに置いていくことが大事。グリーン周りの芝も日本と違って難しい」と端正なマスクを引き締めた。コース内には大学生アマだった10、11年に大会を連覇した松山の大きな写真の垂れ幕も飾られている。「僕と松山さんではレベルが全然違います。まずは予選通過を目標にしたいです」と謙虚に話した。

 26日に行われる第1ラウンドの組み合わせもこの日発表され、植木祥多(17)=埼玉栄高3年=が午前8時20分(日本時間同4時20分)に日本勢のトップを切って1番からスタート。日本アマ6位の塚本岳(19)=明大1年=が同8時30分に10番からティーオフ。米ツアー3勝の丸山茂樹(48)=セガサミーホールディングス=の長男・奨王(しょうおう、17)=米キャンベルホールスクール=は、9時に10番からスタートとなった。中島は午後1時10分に1番からティーオフ。杉原大河(17)=生光学園高3年=は同1時30分に1番からスタート。今大会唯一の2度目の出場で、昨年大会21位の大西魁斗(19)=米南カリフォルニア大1年=は、午後2時10分に1番から出る。

 大会の模様は、BS―TBSで29日午後7時~8時54分に放送予定。またTBSの関東ローカルでは、同日深夜1時35分~2時35分まで放送する。

最新のカテゴリー記事