国内女子プロゴルフツアーで来季から初めて“第2シード”が創設され、今季賞金ランク51~55位の5選手と、下部ツアーの賞金女王(17年は谷河枝里子)が来季前半戦の出場権を得ることが、30日までに分かった。
来夏に行われる予定のアース・モンダミンカップ(17年は6月最終週に開催)後、この6選手と11月末の最終予選会(QT)受験組の選手で18年前半戦の獲得賞金額に応じて、出場優先順位の見直し(リランキング)を行う予定で、既に選手には通達されているという。
日本女子プロゴルフ協会は今年3月、来季からのリランキング制度導入を発表していたが詳細は検討中だった。米男女ツアーや日本男子ツアーでも行われており、より調子の良い選手に出場権が回ってくるメリットがあり、競争力を上げるのが狙いだ。
フルシーズンの出場権を得られる“第1シード”は賞金ランク50位以内で変わらず。これまで同51位以下はQTに回り、そこで30位前後に入れば翌年ほぼ全試合に出場が可能だった。
だが“第2シード”(51~55位)の導入により、僅差で泣いていた選手たちに翌年前半戦をレギュラーツアーで戦うチャンスが与えられることになった。大王製紙エリエールレディス(11月16日開幕)まで残り3戦となったシード権争いから、目が離せない。