松山、異例の抜てき!太平洋クラブ御殿場コース改修を監修「初めての試みで貴重な経験」


太平洋クラブ御殿場コースの改修を手掛ける(左から)松山英樹、太平洋クラブの韓俊社長、設計家のリース・ジョーンズ氏(太平洋クラブ提供)

太平洋クラブ御殿場コースの改修を手掛ける(左から)松山英樹、太平洋クラブの韓俊社長、設計家のリース・ジョーンズ氏(太平洋クラブ提供)

 男子プロゴルフツアーの三井住友VISA太平洋マスターズは9日から4日間、静岡・太平洋クラブ御殿場コース(7246ヤード、パー72)で行われる。太平洋クラブは7日、同大会2勝の松山英樹(25)=LEXUS=監修の下、同コースの全面改修を来年1月から10月にかけて行うことを発表した。松山がコース改修に携わるのは初で、20代のプロでは極めて異例の抜てきとなった。

 トランプ米大統領とのゴルフ外交に続き、松山が超異例の大抜てきだ。日米通算13勝の“日本の怪物”は25歳の若さで、日本屈指の名門コースの監修を務めることとなった。「2度優勝を飾った思い入れのあるコース。監修は初めての試みであり、貴重な経験ができたことを大変うれしく思います」と関係者を通じてコメントした。

 タイガー・ウッズ(米国)らが出場した01年国・地域別対抗戦のワールドカップなど40年以上、多くのドラマを生んできた風光明媚(めいび)な名コースだ。バルタスロールGCやトリーパインズなどの改修も手掛けた世界的な設計家のリース・ジョーンズ氏(米国)を招き、1977年4月の開場以降、保つ富士山の麓の美しい景観は残し、約10か月にわたって世界レベルの戦略性の高さを追求した改修を施す方針。01年以来の改修工事となる。

 11年、16年の三井住友VISA太平洋マスターズ覇者でもある松山は、世界最高峰の米ツアーで世界の難コースを主戦場としている。「オーガスタやメジャーを開催するコースに準ずるコースが日本にあれば」と依頼を快諾。「これまで私が世界のトーナメントコースでプレーした経験が少しでもお役に立てれば光栄です」と、海外メジャーの舞台に匹敵する難コース誕生へ全力を注ぐ。来年大会では自ら手掛けた舞台に出場する姿も見られるかもしれない。

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