片山晋呉、プロアマでアルバトロス「何か起きるかもしれないですね」


片山晋呉

片山晋呉

 ◇男子プロゴルフツアー三井住友VISA太平洋マスターズ<プロアマ>(8日、静岡・太平洋C御殿場C=7246ヤード、パー72)

 開幕前日は午前8時から冷たい秋雨と風の中、プロアマ戦が行われた。08、15年大会王者の片山晋呉(44)=イーグルポイントGC=が自身3度目のアルバトロスを達成した。556ヤードの3番パー5。残り230ヤードから、5ウッドでの第2打は2バウンドでカップへと消えた。ギャラリーの歓声で片山は「入ったと気付いた」。同組で回った俳優・石田純一(63)やタレントの橋本マナミ(33)、タレントの原史奈(36)と笑顔で喜びを分かち合い「アルバトロスは3度目。ホールインワンは2回しかないのにねぇ」とおどけた。

 国内男子ツアーでは屈指の歴史を誇るビッグトーナメントだ。今年は第45回大会でもあり「語呂の良いシンゴの大会ですね。好きなコースですし、何か起きるかもしれないですね」とツアー通算31勝の実力者は笑顔で吉兆を感じ取った。

 賞金ランク首位のチャン・キム(27)=米国=とは約5400万円差の6位。「(ともに優勝賞金4000万円の)ここか来週ぐらいで1つ勝てれば、最後まで賞金王争いに加われると思う。調子はいいので不安はない」と片山。今大会3勝目となれば尾崎将司、中嶋常幸、リー・ウェストウッド(英国)に並ぶ歴代最多となる。百戦錬磨のベテランが好ショットで波に乗り、2008年以来で歴代2位となる6度目の賞金王へと突き進む。

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