◆2017報知ミッドアマ プレーヤーズ選手権(14日、奈良・飛鳥CC)
林明さん(50)=岬CC=が10オーバーの81で回り、2年連続3度目の優勝を飾った。8月の男子シニアツアーのエリートグリップ・シニアオープンでローアマに輝いた実力者は、2018年3月開催予定のハワイ州アマゴルフ選手権の出場権を獲得した。1打差2位に河合隆太さん(38)=メナード青山=、2打差3位に井上康次さん(52)=奈良白鳳=が入った。
雨と霧の難条件で耐えた。林さんは1バーディー、5ボギー、3ダブルボギーの81で回り、2連覇を達成。「まさか、という感じです。内容があまり良くなかったので、優勝の『ゆ』の字もなく、お風呂に入っていた。棚ぼたの優勝です」と驚きを隠せなかった。
思い出のコースで錦を飾った。近大ゴルフ部時代に飛鳥CCでアルバイト。そのとき以来のラウンドだったが「特徴のあるホールは覚えていた。懐かしく回れたのが、いい結果につながったのかな」と経験を生かした。
大阪・PL学園高ゴルフ部では谷口徹と同級生で、2010年と13年のプロツアー・ミズノオープンに出場。今年で50歳になったため、8月のエリートグリップ・シニアオープンに初参加した。水巻善典、奥田靖己、芹澤信雄らのトッププロと同組で回り、11オーバー51位でローアマを獲得した。
4度目を迎えた報知ミッドアマで林さんは3度目のV。「来年も(エリートグリップの)シードをいただいているので、2年連続のローアマを取りたい。それと、この大会の3連覇が目標です」と高らかに宣言した。(伊井 亮一)