飯島茜、プロ13年目で初シード喪失


2番、ティーショットを放つ飯島は、予選落ちで来季のシード権を失った

2番、ティーショットを放つ飯島は、予選落ちで来季のシード権を失った

 ◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス第2日(17日、愛媛・エリエールGC)

 メジャー1勝を含む通算7勝で賞金ランク52位の飯島茜(34)=サーフビバレッジ=が4バーディー、3ボギーの71で回り、通算1オーバー61位で予選落ち。2005年のプロ入り以来12年間守ったシードを初めて失い、涙した。51~55位までの前半出場権(来年6月末まで)を得ることが濃厚だが、12月に虫垂炎の手術を受けることを明かし、復帰は来年4月以降の見込みだ。

 風邪を押して出場した飯島は6番までにスコアを3つ伸ばしたが、後が続かなかった。2打及ばず2日間で姿を消し「この試合というより、もう少し(賞金を)稼げる時に稼ぎたかった」とプロ13年目で初のシード喪失に涙を流した。

 157センチ、50キロと小さな体で7勝を挙げた。今季は7位が最高で、終盤は5戦中4戦で予選落ち。「気持ちかな。昨年の方が(調子が)悪いなりに稼いでいたけど」と敗因を分析した。12月には虫垂炎の手術を受ける予定。55位以内で前半出場権を得ることが濃厚だが、復帰は来年4月以降で出場試合数は大幅に減る。

 仮に56位以下になった場合でも「予選会は受けない。出られる試合は出るけど、後はいろいろ違ったことをやったり」。引退は否定したものの競技以外にも目を向けた。若手の台頭に押される形となり「1年1年結果を出したいと思っていたので仕方ない」と受け入れた。

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