松山英樹、ビックドライブ連発でジャンボ置き去り


尾崎将(右)と笑顔でラウンドする松山。首位と1打差の2位に浮上した(カメラ・矢口 亨)

尾崎将(右)と笑顔でラウンドする松山。首位と1打差の2位に浮上した(カメラ・矢口 亨)

 ◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス第2日(17日、宮崎・フェニックスCC)

 14年大会覇者の松山英樹(25)=LEXUS=が6バーディー、2ボギーの67をマークし通算8アンダー。首位と1打差の2位に浮上し、通算9勝目&大会2勝目に前進した。13年6月以来の同組対決となったツアー最多94勝の尾崎将司(70)=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ=を世界基準の飛距離で圧倒。全米オープン王者のブルックス・ケプカ(27)=米国=が9アンダーで単独首位に立った。

 45歳も離れた2人の同組対決は2日間、大ギャラリーを沸かせ続けた。最終18番。2日連続の67で日本人最上位につけた松山に、今大会通算3勝の“フェニックス男”からジョーク交じりの賛辞が贈られた。

 尾崎「大したことね~なぁ。(2日間)1アンダー、1アンダーじゃね~か」

 松山「多分、ジャンボさんは(パー71ではなく)パー68で考えているんだと思います。まだまだ、ジャンボさんを驚かすようなプレーじゃなかった」

 冷たい秋雨の下、米ツアー仕込みのパワーで圧倒した。平均飛距離は第2ラウンド(314ヤード)、2日間平均(304ヤード)とも全体1位。「今日はジャンボさんが飛んでいたから振ってやろうと思った」。4番パー5は326ヤードのビッグドライブから楽々2オンでバーディー。12番302ヤード、16番320ヤード、18番330ヤードと豪打で大歓声を浴びた。ジャンボを約50ヤード置き去りにする場面もあった。

 尾崎「ショックだよ」

 松山「刺激を与えているようじゃダメですよね。引退(を決意)させるくらいのプレーを見せられれば良かったんですけど(笑い)」

 2人の縁は深い。13年4月のつるやオープン初日、ジャンボがツアー史上初めて年齢以下のスコアで回る「エージシュート」を達成。同大会でプロ初優勝を果たした松山を「宝石のようだ。ジュエリーを短くして『ジェリー松山』だ」と命名していた。

 日本人4人目の出場3戦連続優勝へ、松山は1打差2位と絶好の位置で決勝ラウンドへ。「稲森君と武藤さん以外(上位は)外国人なんで頑張らないと」。過去にトム・ワトソン、タイガー・ウッズら大物外国人選手が参戦しており、日本人で大会複数回Vを達成しているのはジャンボ(94~96年)だけ。満を持して“フェニックス男”の称号を受け継ぐ。(榎本 友一)

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