鈴木愛「普段はあまり縁起を担がない。運頼みです」賞金女王へ7位発進


賞金女王を争う鈴木愛(左)とキム・ハヌル。18番、ホールアウトして、健闘をたたえ合った

賞金女王を争う鈴木愛(左)とキム・ハヌル。18番、ホールアウトして、健闘をたたえ合った

 ◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー今季メジャー最終戦・LPGAツアー選手権リコー杯第1日(23日、宮崎・宮崎CC=6448ヤード、パー72)

 賞金ランク2位で追う韓国のキム・ハヌル(28)=HITE JINRO=が5バーディー、3ボギーの70で回り、2アンダーで首位と2打差の4位で好発進した。賞金女王には今大会で優勝し、同トップで7位発進の鈴木愛(23)=セールスフォース=が6位タイ以下になることが条件。韓国からも駆けつけた“ハヌラー”の熱烈応援団に応え、大会連覇を目指す。台湾のテレサ・ルー(30)=太陽生命=が単独首位。

 鈴木が上々のスタートを切った。前半は3番で1メートル半、9番で2メートルのバーディーパットを外すなどミスを連発。しかし、11番で残り230ヤードから3ウッドで4メートルに2オンさせ、イーグルで持ちこたえた。「まさかイーグルを取れると思わなかった。流れが変わったかな」。初の賞金女王へ単独6位以上が目安となる中、3打差7位につけた。

 10番終了時点で同組のハヌルに6打差を付けられ「普段通りに(プレーする)と思っても私も人間。プレッシャーを感じていた」と心境を明かした。この日は「最近好きな色」という緑のウェアをまとい「普段はあまり縁起を担がない。運頼みです」。わらにもすがる思いで上位浮上を狙う。

 ◆賞金女王争いの行方

 ▽鈴木が女王になる条件 今大会で単独6位以上が目安

 ▽ランク2位以下選手の逆転最低条件 キム・ハヌル=優勝で鈴木が6位タイ以下。イ・ミニョン=優勝で鈴木が15位以下。申ジエ=優勝で鈴木が棄権、失格で賞金0円

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