男子プロゴルフの世界ランク52位で、日本ツアー賞金王の宮里優作選手会長(37)=フリー=が21日、31日(日本時間元日)付で同ランク50位以内に入れば出場権を獲得する海外メジャー、マスターズ(来年4月5日開幕・米ジョージア州)へ複雑な心境を吐露した。
前週のインドネシア・マスターズで4位となり、24日付の世界ランクではマスターズ圏内の50位へ浮上するとロイター通信などが報じた。だが「こればっかりは、招待状が届かないと何も喜べない。元日までは、1月からの大会への意識を持っていく」と1月11日開幕の米ツアー、ソニーオープンからポイントを積み重ね、3月25日付ランクでのマスターズ切符獲得も見据えている。
元日は故郷・沖縄で家族と迎える予定。「マスターズ出場は学生時代からのおやじとの約束でもある」と“幸運のお年玉”を期待する。一方で、世界ランク49位の小平智(28)は24日付で51位以下転落の可能性もあり「智の天敵になってしまった。(24日の)結婚式には行きにくいですね。(ご祝儀を)多めに包まないといけない」と後輩の心中も思いやった。(榎本 友一)