松山英樹、練習ラウンド「僕に出来るのはベストを尽くすこと」


 ◆米男子プロゴルフツアー マスターズ 練習日(1日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC、7435ヤード=パー72)

 快晴の下、5年連続7度目の出場となった世界ランク6位の松山英樹(26)=LEXUS=と昨年の日本ツアー賞金王・宮里優作(37)=フリー=が昼前から同組で、1番からのアウト9ホールの練習ラウンドを行った。初出場の小平智(28)=Admiral=は、練習場で調整した。

 2月初めに左手親指付近を痛めた松山はラウンド後、パットとドライビングレンジで練習して引き上げた。1日付の地元紙「オーガスタ・クロニクル」で、「松山は日本人初のマスターズ王者になることを望んでいる」との見出しで、特集記事が掲載された。

 第81回大会で過去最多の出場者数となったアジア勢の代表選手としての扱い。2年連続4度目の出場の池田勇太(32)、初出場の宮里優、中国、タイ、韓国選手のプロフィールとともにメーン記事で紹介された。左手親指付近をけがして以降、2試合しか出れなかったことに「少し不安はあるけど、うまく持っていけると思う」という2週間前の大会での談話を引用して紹介した。

 「今年も早めに入ってマスターズへの練習と準備をする」と、例年よりも早い1週間以上前から現地入りすることを示唆。7度目の出場となるがアジアアマチュア選手権で優勝して初出場した11年以降、マスターズには常に特別な思いを持っているという。「ベストなプレーをしたいとかき立ててくれる、特別な何かがある場所。大好きなコースだし、何度もプレーする中で、メジャーで勝つために何が必要か学びたい。僕のメジャー初優勝がオーガスタになることを望んでいます」とのコメントを載せた。

 今年は11年以来日本人最多タイの4人が出場する。「(日本人初のメジャー制覇は)もちろん、それは僕の目標だけど簡単なことではない」と松山。「全ての日本人がオーガスタは特別な場所だと認識している。僕に出来るのはベストを尽くすこと。それが今年、良い方向にいってくれたら」などと語っている。

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