【オーガスタ(米ジョージア州)2日=榎本友一】米男子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦、マスターズは5日から4日間、当地のオーガスタナショナルGC(7435ヤード、パー72)で開かれる。昨年の日本ツアー賞金王で初出場の宮里優作(37)=フリー=は1日、東北福祉大の後輩・松山英樹(26)=LEXUS=と1番から9ホールの練習ラウンドを行った。
夢舞台に優作は「グリーンは覚えることが多いし、第2打からパットまで傾斜を使って寄せるのが大事。毎ホール(グリーンの傾斜がきつい)東京よみうりCCの18番のようですね」と苦笑いした。13年に初優勝し昨年は史上初の選手会長賞金王となった、日本シリーズJTカップの会場・東京よみうりCCの18番パー3を参考に攻略法を模索中。「戦えるかな、という感じはあります。すぐにボギーが出ちゃうので、いかにダブルボギーを打たないか」と気を引き締めた。
家族が1日から現地入り。4日のパー3コンテストでは日米通算24勝の妹・藍さん(32)をキャディーに起用したい意向だが、藍さんは渋っている。「直前まで交渉ですね。僕が1回、キャディーをやっている貸しがあるので。最悪(長兄の)聖志で行きますよ」と笑わせた。