松山、14打差21位でメジャー初V絶望的


 ◆米男子プロゴルフツアー海外メジャー今季初戦 マスターズ第3日(7日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC、7435ヤード=パー72)

 【オーガスタ(米ジョージア州)7日=榎本友一】世界ランク6位で18位スタートの松山英樹(26)=LEXUS=は72と伸ばせず、通算イーブンパーで首位と14打差の21位へ後退し、メジャー初制覇は絶望的となった。23位で出た初出場の小平智(28)=Admiral=はパットがさえて71でイーブンパーの21位へ浮上。米ツアー5勝のパトリック・リード(27)=米国=が、14アンダーで単独首位を守り、初のメジャーVへ王手をかけた。

 雨でグリーンが軟らかくなった“ムービングサタデー”。11人が60台を出す中、松山も得意のショットで攻めたが、スコアを伸ばせず。首位と14打差で優勝は絶望的となり「今日、5アンダーか6アンダー出せていれば面白い位置にいられたんですけど。残念ですね」と悔しさをかみ殺した。

 前日痛めた左手首は、飯田光輝トレーナー(41)のケアもあり「気にしてなかった」とドライバーを振り抜き、上位を追った。7番、16番では得意のアイアンで1・5メートルにつけて伸ばした。しかし、15番は5メートルのイーグルパットを外し、18番では1メートルを外してボギー。第1、第2ラウンド同様、勝負所のパットを決め切れずに流れに乗れなかった。

 タッチは合っているものの計32パット。「いいところには打てているが、ラインの読みがうまくいかない」と唇をかんだ。残すは15、17年大会にベストスコアを叩き出した得意の最終日。「ずっと停滞しているので、もっとバーディーをたくさん取れるように頑張ります」。まずは来年大会の出場権を得られる12位以内を目指す。

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