石川遼、モンスターコースで全英OP出場権に意欲「選ばれたら価値がある」


石川遼

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 ◆男子プロゴルフツアー報知新聞社特別協力 ミズノオープンプロアマ戦(23日、茨城・ザ・ロイヤルGC=8007ヤード、パー72)

 上位4人が海外メジャー第3戦の全英オープン(7月19~22日、英国カーヌスティGL)の出場権を獲得する大会は、今年から3年間、日本ツアー史上最長となる8007ヤード(パー72)へと舞台を移して行われる。

 11年ぶり出場の石川遼・選手会長(26)=カシオ=は23日、曇天の下、プロアマ戦で最終調整した。「世界に誇れるセッティング。フェアウェーも短く刈り込まれていて、ラフもちょうどティーショットが落ちる当たりがかなり深い。ラフに入れた場合は非常にタフなセカンドが残るな、と感じています」とモンスターコースの印象を口にした。

 なかでも、名物ホールの705ヤードの16番パー5は男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構によると、詳細な記録の残る1992年以降では最長ホールだ。石川は「左のラフが深く、つかまると50ヤードくらいしか飛ばせない。4オンがやっとという状況になるし、順調にショットを進めても、3打目で7アイアンか8アイアンだと思う。慣れ親しんだパー5のセカンドではなく、順調でもセカンドがパー4のティーショットのイメージですね」と独特の言い回しで警戒した。

 一方で「こういうコースで選ばれたら価値がある。全英オープンに出場したい気持ちは強い。ティーショットが大事」と、15年全米オープン以来となる海外メジャー切符獲得へ意欲を燃やした。4月以降、ドライバーショットに苦しむが前週の関西オープン、36ホールを回った21日の全米オープン予選会で「だいぶクリアになってきた。シンプルにその日ごとのベストを尽くしたい」と明るい表情で話した。

 日本勢では松山英樹(26)=LEXUS=、小平智(28)=Admiral=、宮里優作(37)=フリー=、池田勇太(32)=フリー=、谷原秀人(39)=国際スポーツ振興協会=の5人が既に今夏の全英切符を手にしている。

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