松山英樹、自信取り戻す首位発進「すごくうれしい。日曜までいいプレーをしたい」


 ◆米男子プロゴルフツアー メモリアル・トーナメント第1日(31日、米オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC)

 2014年大会覇者の松山英樹(26)=LEXUS=が1イーグル、7バーディー、2ボギーの65で回り、アブラハム・アンサー(27)=メキシコ=、ホアキン・ニーマン(19)=チリ=と並んで首位発進した。タイガー・ウッズ(42)=米国=は72で47位。宮里優作(37)=フリー=は73で61位、小平智(28)=Admiral=は74で74位、池田勇太(32)=フリー=は76で102位と出遅れた。

 苦戦が続いていた第1ラウンドで、松山が久々の好スコアをマークした。首位発進に「いろいろ試行錯誤しながらやったら後半うまくいった」と表情を緩めた。

 3アンダーとして折り返し、10番から連続ボギー。漂いかけた暗雲をここから吹き飛ばした。5メートル超のパットを沈めた13番から4連続バーディーを奪い、さらに17番パー4でツアー有数のショット力を見せつけた。残り約130ヤードの第2打はピン手前に落ちて奥へ弾み、転がり戻ってカップイン。得意満面で両手を広げ、歓声に応えた。

 5月は予選落ちしたプレーヤーズ選手権の初日に79をたたくなど、序盤のつまずきが目立っていた。安定感抜群の第一人者は「今まで悪くても結果がそれなりについてきてたけど、最近それがなかったので苦しかった」と胸の内を明かす。

 2014年に米ツアー初勝利を飾った思い出のコース。大会連覇を狙った15年は首位発進して5位。好相性の舞台で「これだけいいスコアが出るということが分かった。すごくうれしい。日曜までいいプレーをしたいと思う」と自信を取り戻したようだった。

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