石川遼、亡き恩人へV届ける 福島で東北開催ツアー初参戦


石川遼

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 男子プロゴルフツアーのダンロップ・スリクソン福島オープンは21日から4日間、福島・グランディ那須白河GCで行われる。プロとなって東北開催ツアー初出場の石川遼選手会長(26)=カシオ=は20日、バーディー量産して最終日に優勝争いすることを誓った。

 19日から2日間で1・5ラウンドをこなした。「グリーンが非常に難しい。3、4、5面とあって、ピンと同じ面に乗せないとパーセーブが難しくなる」とコースの印象を語った。自身初の福島での大会を前に「たくさんバーディーを取って、最終日に優勝争いができるように」と意気込んだ。19日夜は宿舎でサッカーW杯日本―コロンビア戦を観戦。サッカー好きの26歳は「最高でしたね。応援もできて十分楽しませて頂きました」と、西野ジャパンの金星にも刺激を受けた。

 18日には、13年から契約する所属先の樫尾和雄会長(享年89)が亡くなった。年に数回会ってきたが昨年末に会ったのが最後。「『なぜ世界で通用しないかを考えた方が良い。技術で勝負すること』という言葉が一番心に残っています。会長の前で、カシオワールドオープンで優勝できなかったのを本当に後悔しています」と悔やんだ。天国の恩人に2年ぶりの15勝目を届ける。(榎本 友一)

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