鈴木愛、ミケルソンの行為に疑問「止めたくなる時はありますけど…」


鈴木愛

鈴木愛

 女子プロゴルフツアーのアース・モンダミンカップは21日から4日間、千葉・カメリアヒルズCC(6620ヤード、パー72)で行われる。昨年の賞金女王で今季も賞金ランクを独走する鈴木愛(24)=セールスフォース=は大会前日の20日、先週の男子海外メジャー全米オープン第3日にグリーン上で動いているボールを故意に打ったフィル・ミケルソン(48)=米国=の行為について疑問を投げかけた。

 メジャー5勝を誇るミケルソンは全米オープン第3日(16日)、13番パー4のグリーン上でボギーパットがカップを外れ、下り傾斜を転がるボールを小走りで追いかけ、まだ、動いているボールをカップに向かって打ち返した。2罰打を受け、10をたたいたこと以上に「ルールは知っていた。早く次に進みたかった。バンカーに入るくらいなら、2罰打を喜んで受ける」とコメントしたことが大きな問題となった。

 パット巧者として知られる鈴木は「衝撃的ですね」と驚きを隠さずに話した。「(同じような状況の時)足で(ボール)を止めたくなる時はありますけど、やろうと思わないですよね。あれだけ有名な選手がやると、これからジュニアの選手が見ると良くないと思うので、ちょっと残念ですね」と持論を展開した。

 鈴木は先週のニチレイレディスで早くも今季4勝目。今大会は前年覇者でもあり、優勝の大本命。2人以内の4位となれば、ツアー最速で1億円を突破する。「今週、達成できればいいけど、成績とかお金とか先の結果を考えると良くない。いいゴルフをすれば、その結果、成績やお金がついてくる。そう考えています。以前は逆で、優勝したいとか先の結果ばかりを考えていましたけど。まずは自分のゴルフをするということを考えられるようになってから、気が楽というか、うまく自分のゴルフができるようになった」。今季、日本ツアー10戦でトップ3が9回。圧倒的な強さを誇る女王は「プレー第一」の考えを強調した。

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