◆米女子プロゴルフツアー アーカンソー選手権(23日、米アーカンソー州ピナクルCC)
2位から出た畑岡奈紗(19)=森ビル=は6バーディー、ボギーなしの65で回り、通算13アンダーで首位に浮上した。日本女子10人目の米ツアー制覇を懸けて最終日に臨む。同じく65をマークしたミンジ・リー(オーストラリア)も首位に並んだ。66で回った野村敏京(25)=Qセルズ=は6アンダーで21位に上昇。72の上原彩子(34)=モスバーガー=はイーブンパーの96位で予選落ち。
好ショットを連発し、米ツアー初Vに王手をかけた。畑岡はボギーなしで6バーディーを量産し「ショットが安定し、たくさんチャンスにつけられた。パットも良かった」と自信が表情にあふれた。2日間通じてフェアウェーを外したのは2ホール、パーオンを外したのは1ホールと抜群の安定感を見せている。
10番から出て、16番(パー4)で1メートルにつけて初バーディー。折り返した1番まで4連続バーディー。風が出てきた後半は低い弾道の球筋に変えて対応した。
宮里藍さん(33)が12年に制した大会。藍さんのマネジャーを11年間務め、19日に結婚した座親匠氏(37)が今年からマネジャーとして帯同。大きな支えになっている。最終日最終組でプレーした4月のロッテ選手権は2打差の3位で出たが、早々に崩れた。「いつも通りにマネジメントをしっかりして、自分のゴルフを貫きたい」と畑岡。日本女子初の10代Vに挑む。