◆米女子プロゴルフツアー ソーンベリークリーク・クラシック第1日(5日・米ウィスコンシン州ソーンベリークリーク)
日本ツアー3勝、米ツアー未勝利の上原彩子(34)=モスバーガー=はボギーなしの7バーディーで65をマークし、首位と3打差の5位につけた。横峯さくら(32)=エプソン=は68で34位、好調の畑岡奈紗(19)=森ビル=は69で54位となった。野村敏京(25)=Qセルズ=は74で130位と出遅れた。62で回った昨年覇者のキャサリン・カーク(オーストラリア)が首位に立った。
上原が3打差5位と会心のスタートを切った。前半の12、14番で約8メートルのバーディーパットを決め、「ああいうのが入ってくれるとスコアにつながる。イメージ通りに入ってくれた」と、波に乗った。4つのパー3で全てバーディーを取り、ピンチらしいピンチはなかった。「良い傾向。ショットが良くないとパー3でチャンスにつけられない」と、声を弾ませた。
昨年は最終日最終組で回って、米本土では自己最高となる6位に入った舞台で、「いいイメージがある」と話す。1年前に通算22アンダーで優勝したカークが62で首位、昨年3位の金(韓国)が1打差の2位と、コースとの相性がはっきり表れている。伸ばし合いの展開で、フェアウェーキープ率85・71%、パーオン率77・78%、パット数25と内容がかみあった。
米参戦6年目の今季は、メジャー初戦のANAインスピレーション(4月)で8位に入るなど存在感を示す。念願のツアー初優勝を狙う34歳のベテランは、「バーディー合戦になる。その場その場、一打一打に集中」と、気を引き締めた。