17歳アマ山口すず夏、米ツアー直接参戦へ予選会エントリー


来季の米ツアー出場権を懸けた1次予選会にエントリーした山口すず夏

 女子ゴルフで、海外メジャーの日本人最年少出場記録を持つアマチュアの山口すず夏(17)=東京・共立女二高3年=が、来季の米ツアー出場権を懸けた1次予選会(8月23~26日、米カリフォルニア州)にエントリーしたことが23日、分かった。アマとしては異例で、日本ツアーを経ずに米ツアー参戦となれば、宮里美香(28)=NTTぷらら=、畑岡奈紗(19)=森ビル=に続いて3人目となる。

 山口は中学3年だった2015年、全米女子オープン(結果は102位で予選落ち)に最年少メジャー出場(14歳341日)を果たすなど、早くから注目された逸材で、プロ顔負けの正確なショットを誇る。6月に米ツアーで日本人最年少優勝した畑岡と同じ、通算48勝の中嶋常幸(63)主宰のトミーアカデミーで腕を磨いた。2歳上の畑岡と親交が深く、もともと海外志向が強いという。

 今季は、オーストラリアと米ハワイ州で米ツアーに2試合、日本ツアーに5試合出場した(最高は16位)。最近は米国でアマの試合に専念し、16日から行われたマッチプレー形式の全米ジュニア(女子)では8強の好成績を収めた。全米アマ(8月13~19日、米カリフォルニア州)出場も既に決めている。

 予選会は1次、2次を経て、10月下旬から8ラウンドを戦う長丁場の最終予選会で、来季の米ツアーと下部ツアーの出場権を争う。注目の17歳が世界に挑戦する。

 ◆山口 すず夏(やまぐち・すずか)2000年8月2日、神奈川・相模原市生まれ。17歳。父と兄の影響で7歳から競技を始める。15年関東中学選手権優勝、16年関東選手権冬季大会優勝、17年全国高校選手権春季大会優勝。ツアー最高成績は17年ヨネックスレディスの9位。ドライバーの平均飛距離は250ヤード。得意クラブはパター。憧れの選手は岡本綾子。160センチ、55キロ。

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