比嘉真美子、11番終えて通算12アンダー 優勝争い食らいつく


 ◆米女子プロゴルフツアー メジャー第4戦 全英リコー女子オープン第3日(4日、英国ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC)

 首位と1打差の2位で出た比嘉真美子(24)=TOYO TIRES=は11番まで3バーディー、ボギーなしと3つ伸ばし、通算12アンダーで優勝争いに食らいついた。6月に大相撲の幕内・勢(31)=伊勢ノ海=と婚約を発表。1977年全米女子プロの樋口久子(現日本女子プロ協会顧問)以来、日本人2人目の海外レギュラーメジャー制覇を目指す。3日の第2ラウンドでは畑岡奈紗(19)=森ビル=が74と伸びず、5オーバー98位で予選落ちした。

 比嘉の勢いが止まらない。スタートホールとしては珍しい名物ホールの1番パー3でピン右手前3メートルにつけると、バーディーパットを最後のひと転がりで沈めた。予選ラウンドの2日間を首位と1打差2位で折り返した24歳は、決勝ラウンドも最高のスタートを切った。

 「すごくいい位置で予選を通過できた。もっともっと楽しみながらプレーしたい」と話す比嘉にプレッシャーはない。パー5の6番は1打目を左ラフへ曲げたが、急斜面から巧みなリカバリーと冷静な3打目でパーをセーブ。4、7番でもバーディーを重ねた。第3日まで強風が全く吹かない穏やかなリンクスコースで順調にスコアを伸ばし、優勝争いのド真ん中でプレーを続けた。

 6月に大相撲の勢と婚約を発表。「私も関取(勢)も、もっと高いところを目指して頑張りたい」と話す。樋口久子以来2人目のメジャー制覇へ、最も“高いところ”がはっきりと見えている。

最新のカテゴリー記事