◆男子プロゴルフツアーRIZAP・KBCオーガスタ 第1日(23日、福岡・芥屋GC、7151ヤード=パー72)
RIZAP・KBCオーガスタの大会会場内で、7月の西日本豪雨被害のチャリティーサイン会を初開催した。石川遼選手会長(26)=カシオ=、藤田寛之(49)=葛城GC=、市原弘大(36)=フリー=、今平周吾(25)=レオパレスリゾートグアム=、時松隆光(24)=筑紫ケ丘GC=、宋永漢(27)=新韓銀行=の6人が午後1時から約40分間、炎天下の中でクラブハウス前で1人500円以上の寄付をした、ファンに対してサインをし続けた。
クラブハウス前には子供をはじめ、老若男女のファンが長蛇の列を作り、透明の募金箱は寄付金でいっぱいになった。ファンの気持ちと選手の努力で、16万3103円が集まった。石川選手会長はサイン会後、参加選手たちにお礼を言って、冷たいコーヒーで一息ついた。「初めてでしたけど暑い中、ファンの方々がこれだけチャリティーに協力して下さって、うれしかったです。協力してくれた選手たちには本当にバーディーを1つ、2つプレゼントしたいくらいですね。ファンと一体となることが大事だと思います」と感謝の言葉を口にした。
今大会は、25日の第3ラウンドまで同様のチャリティーサイン会が午前スタート組の選手が参加して続けられる。このチャリティーサイン会はフジサンケイクラシック(30~9月2日、山梨・富士桜CC)、ISPSハンダマッチプレー選手権(9月5~9日、埼玉・鳩山CC)までの3大会まで続けられる。
さらに、3大会とも選手が獲得した賞金額の10%を任意で寄付する方針。「ツアー全体でチャリティーできる形にしていきたい」と石川選手会長。日本ゴルフツアー機構がとりまとめて、被災地支援のために中央共同募金会を通じて寄付する予定という。