三ケ島かな水切りショットで首位。「漫画みたい」


14番、ティーショットを放つ三ヶ島かな。初日を−5で終える

14番、ティーショットを放つ三ヶ島かな。初日を−5で終える

 ◆女子プロゴルフツアーニトリレディス第1日(23日、北海道・小樽CC=6628ヤード、パー72)

 120選手が参加する今大会の予選ラウンドは60選手ずつが午前組、午後組に分かれてプレー。午前組が終了し、5バーディー、ボギーなしの67で回った三ケ島かな(22)=ランテック=が首位に立った。1打差の2位に青木瀬令奈(25)=三和シヤッター工業=が続く。

 石狩湾と接したリンクスコース小樽CC。ツアー屈指の難コースで67の好スコアをマークした三ケ島は「運もありました」と振り返る。強運ぶりを発揮したのは8番パー4。残り150ヤードから5ユーティリティーで放った第2打はグリーン右手前の池に入りそうになったが、ボールがはねて“水切りショット”が成功。池の縁から35ヤードのアプローチを2メートルに寄せてスーパーパー。「漫画みたいでした。もちろん、狙っていませんよ」と笑う。気分転換は動画でミラクルショットを見ること。「まさか自分ができるとは」と驚きの表情で話した。

 三ケ島は、先週のCATレディースでも第1日は68で回り、1打差2位の好スタートを切った。しかし、第2日は74と苦戦し、12位に後退した。しかも、同組の新垣比菜(19)=ダイキン工業=が2打差2位の好ポジションにつけながら過少申告で失格するというアクシデントも発生。最終的に20位に終わった。

 最高成績は17年アース・モンダミンカップの2位。念願の初優勝に向けての課題は自分自身が分かっている。「問題は第2日。ゴルフはメンタルのスポーツ。いかにメンタルをフラットに保てるか、です」。好プレー、強運が多かった第1ラウンドをリセットした三ケ島は、表情を引き締めて練習場に向かった。

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