原英莉花、自己最高3位 師匠・ジャンボ尾崎が微調整のウェッジで活躍


9番、第2打をバンカーに入れ、舌を出して悔しがる原英莉花

9番、第2打をバンカーに入れ、舌を出して悔しがる原英莉花

 ◆女子プロゴルフツアー・ニトリレディス最終日(26日、北海道・小樽CC=6628ヤード、パー72)

 8位から出た原英莉花(19)=フリー=が2バーディー、1ボギーの71で回り、通算3アンダーで自己最高の3位。師匠の尾崎将司(71)が工具を使って微調整したウェッジを駆使し、初のトップ3入りを果たした。首位スタートで韓国のアン・ソンジュ(30)=モスバーガー=が7アンダーで今季4勝目、通算27勝目。

 173センチ、58キロとモデル系美人プロの原英が難関の18番第2打で放ったショットはピン手前2メートルへ。大歓声を浴びたが、バーディーパットはわずかに外れた。「もう、悔しいっ! でも決めて気持ち良くなったらダメなので、外れたことを神様のプレゼントと考えたい」。決めれば2位になったパットを外しても前向きだった。

 サイバーエージェントレディス(4月)とNEC軽井沢72(10~12日)の7位を超える自己最高成績に「自信になりました」。神奈川・湘南学院高時代に知人の紹介を受けジャンボに弟子入り。先週のCATレディース最終日に76をたたいた後も千葉県内のジャンボ邸に急行した。「ジャンボさんがウェッジを微調整してくれた。52度だったロフトを(工具を使って)50度に立ててくれた。今週、そのウェッジが活躍しました」と感謝した。

 「ジャンボさんに褒められたことはない。早く『優勝しました』と報告して反応を見てみたいです」。1ラウンド当たりの平均バーディー数は3・82でランク1位、ドライバー平均飛距離は254ヤードで同4位。師匠同様に華のある19歳は、ツアーの主役になる可能性を秘めている。(竹内 達朗)

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