男子ゴルフ初V出水田の少年時代の師匠「さくらパパ」が思い出語り祝福


初優勝を決め、涙を見せる母・とも子さん(左)の肩を抱き寄せる出水田大二郎

初優勝を決め、涙を見せる母・とも子さん(左)の肩を抱き寄せる出水田大二郎

 ◆男子プロゴルフツアー RIZAP・KBCオーガスタ 最終日(26日、福岡・芥屋GC)

 鹿児島出身のプロ8年目、出水田大二郎(25)=TOSS=が悲願の初優勝を果たした。出水田が小・中学生時代に通っていたゴルフ塾「めだかクラブ」主宰の横峯良郎氏(58)が出水田の少年時代の思い出を語り、祝福した。

 小学校3年から中学3年まで、めだかクラブで練習していた。

 平日は学校が終わるとすぐにやって来て、夜まで練習していたし、土日は朝から晩まで一日中、10時間くらいめだかクラブで過ごしていたよ。ただ、一日中と言っても、近所の川で泳いだり、木登りしたりして遊んでいたから、楽しそうにしていたなあ。

 うちの瑠依(長女、女子プロ)、さくら(三女、日本女子ツアー通算23勝)や、今、男女ツアーで頑張っている香妻琴乃、陣一郎のきょうだいもいた。遊びながら、競り合いながら、練習していた。

 アプローチ練習は芝生の上から打つから、小技もしなやかな感性が身に付いたと思う。

 大二郎の身体能力は、さくらなんかよりずっと高かった。

 足は速いし、体は大きいし、勉強も得意だった。鹿児島隼人らしい西郷どんみたいな、りりしい顔だから女の子にもモテたな。

 鹿屋のスポーツエリートよ。そのエリートが小さい頃に野性味を見につけたんだから、いつかは大仕事をやってくれると思っていた。おめでとう。

 実家は鹿屋で有名な出水田鮮魚店。小魚をバリバリ食べて丈夫な体の元をつくったと思う。

 親に感謝しないといけないよ。(談)

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