中島啓太、男泣き 11アンダーで金メダル 団体でも優勝「団体戦での優勝が本当にうれしい」


 ◆ジャカルタ・アジア大会 第9日 ▽ゴルフ男子(26日)

 最終ラウンドで男子は初日から首位の中島啓太(18)=東京・代々木高=が71で回り、通算11アンダーで金メダル。日本は3人の合計で争う団体も28アンダーで5大会ぶり4度目の優勝を飾った。女子の古江彩佳(18)=兵庫・滝川二高=は通算9アンダーでフィリピン選手と3位に並んだが、プレーオフで敗れ銅メダルを逃した。

  *  *  *

 どんなにバーディーを取っても表情を崩さなかった中島が、最終ホールを終えて個人の優勝を確定させると大きくガッツポーズ。韓国選手の追い上げを1打差でかわし「しっかり取りきれたのでほっとした」と涙を見せた。チームメートも「あの男泣きはぐっときた」。

 日本男子最年少の18歳は前日、首位スタートの緊張で硬くなっていたが、この日は「いい感じに気を抜けた。先輩たちに感謝です」と話した。4日間とも安定したプレーで団体の金メダルにも大きく貢献。「個人よりも団体戦での優勝が本当にうれしい」と笑った。

最新のカテゴリー記事