遼の代役でプロアマ戦に出場 前週Vの出水田が橋本聖子議員らとラウンド


先週大会で初優勝した出水田

先週大会で初優勝した出水田

 男子プロゴルフツアーのフジサンケイクラシックは30日から4日間、山梨・富士桜CC(7566ヤード、パー71)で行われる。先週のRIZAP・KBCオーガスタで初優勝した出水田大二郎(25)=TOSS=は29日、体調不良のため今大会を欠場する選手会長の石川遼(26)=カシオ=の代役として、プロアマ戦に参加。参議院議員の橋本聖子氏(53)らと18ホールを回った。

 ツアーの“顔”の石川の代役だったため、この日の出水田の同伴競技者はVIP級のそろい踏みだった。自転車とスピードスケートで夏冬合わせて日本最多となる7度の五輪出場を誇る橋本氏、スピードスケートで4度の五輪を経験した加藤条治(33)、2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート代表の小塚崇彦氏(29)と、いずれも世界のトップで活躍した経験を持つ。2020年東京五輪出場を目標とする出水田にとって有意義な時間となった。「とても楽しかった。(五輪選手の空気を感じられて)良かった」と笑顔で話した。

 今大会が開催される富士桜CCは7566ヤードで、ミズノオープン開催のザ・ロイヤルGC(8007ヤード)に次ぐ今季ツアー2番目の長さ。ドライバー平均飛距離ランク10位(296・15ヤード)の飛ばし屋は「アドバンテージがあると思う。まずはフェアウェーをキープすることが大事」と前向きに話す。残暑も苦にしない。「僕は夏の男だと思っているので」と胸を張った。

 プロ8年目で念願の初優勝。「1勝は勢いだけ。2勝して本当の優勝。2勝目を挙げられたら賞金王争いも現実的になってくる」。183センチ、83キロの恵まれた体格を持つ“大器”は意欲的に話す。五輪アスリートの薫陶を受けた出水田は、猛烈な勢いでトッププロへの階段を上っている。

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