◆女子プロゴルフツアーメジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第1日(6日、富山・小杉CC=6605ヤード、パー72)
通算2勝の原江里菜(30)=NEC=が、5バーディー、1ボギーで、ホールアウト時点で首位と1打差の68で回り、好スタートを切った。「あまりショットが良くなかったけど、難しいロングパットが決まった。いいバーディーも取れたのでよかった」。6、15番はいずれも7メートルのバーディーパットを沈め、笑顔で振り返った。
今週は、イ・ボミ(韓国)のキャディーを6年間にわたって務め、コンビを解消したばかりの清水重憲氏(44)がバッグを担いだ。ラフからのショットを打つ際、「緩い素振りをしていたら、『実際にやる(力で)素振りをして』とすぐに指導が入った」と原。「6年間ボミはすごかったな」とたたえながらも「今までにない情報量を入れてくれるので、刺激的で自分にとってはいい影響だった」と充実感を漂わせた。9番では深いラフに外したが、135ヤードからの第2打をピンそばに寄せてパーをセーブした。
今季は賞金ランク55位と、今大会での浮上が期待されるベテランは「あまり結果のことは意識していないけど、今週のスタートとしては完璧」と手応え十分だ。頼もしい味方とともに、存在感を示す。