【ドラコン王南出仁寛プロの飛ばし屋への道】<7>ードライバーのヘッド側持って練習しよう ヘッドスピード2~3メートル毎秒上がる人も


 これまでのレッスンで、アドレス、構え、グリップ、体重移動など飛ばしのスイングが完成しました。今回は、さらに飛距離を伸ばすためにヘッドスピードを簡単に上げる方法です。

 

ヘッドスピードを上げるためにプロはバットや専用の練習器具を使う

ヘッドスピードを上げるためにプロはバットや専用の練習器具を使う

 飛ばすコツはパワーとスピード。車で例えるならパワーはトラック、スピードはスポーツカー。より遠くに飛ばすにはこの両方が必要となります。パワーをつけるには、2回目と3回目で話したように柔軟性と下半身の筋力アップが必要。これによりスイングの土台ができあがります。次の課題はスピード。遠くに飛ばすにはヘッドスピードをいかに上げるかがポイントとなります。

 

 僕たちプロは野球のバットやヘッドスピードを上げるための練習器具を使いますが、アマチュアの人は、ドライバーのヘッド側を持って逆に振るのが最も効果的です。これはゴルフスイングの中ではない動き。ゴルフはヘッドの重みで自然にヘッドが走りますが、このように自らの意志でヘッドを走らせようとする練習が重要です。

アマチュアの場合はドライバーのヘッド側を持って振ると効果的だ

アマチュアの場合はドライバーのヘッド側を持って振ると効果的だ

 スタート前に5回ほど実践するだけでもOKですが、できれば毎日10回を3セットすることをお勧めします。実は体(脳)は5分すれば今までやってきたことを忘れてしまう。毎日反復することで脳に「こんなに早くクラブが振れる」ということを徹底的に刷り込むことができるのです。これだけでヘッドスピードが2~3メートル毎秒上がる人もいますよ。一度試してみてください。(次回は飛ばすための道具選びについてです)

 

南出仁寛(みなみで・きみひろ)1978年年1月6日、大阪府出身。40歳。父親は漫才師のオール巨人。ドラコンプロでありPGAティーチングプロ。キャロウェイゴルフスタッフプレーヤー。06年、08年と10年から17年まで8年連続でドラコン日本選手権で優勝。13年の世界大会では432ヤードの日本記録を更新し、アジア人初の世界大会10位に入賞した。サンテレビ「マダムシンコのゴル友!」(毎週月曜日午後11時から)に出演中。プライベートレッスンも随時受付中(詳しくは「南出仁寛」で検索)。178センチ、72キロ。B型。