「石田のゴルフ遊悠記」は特別編。前編の「小樽カントリークラブ」に続き、後編である。
二日目。前日宿泊した札幌の街から向かった先は、北海道苫小牧市にある「ニドムクラシックコース(ニスパ)」である。こちらも今年の7月に日本シニアオープンゴルフ選手権が開催されたコースだ。
最初にいってしまおう。私は初心者ゴルファーであり、ゴルフ歴はまだ3年ほど、回ったコースも30を超える程度だが、短いゴルフ歴の中、自然の美しさにもっとも感動したコースになった。一度行ったら、もう一度行きたくなる。ニドムクラシックコースはそんなコースだ。
この日はニスパのIN10番からスタート。いきなり目の前に池、そして前方に大きな木、そして打ちおろし。ハンディキャップ14のホールではあるが、そう簡単には見えない。なんとかティーショットでドライバーがうなり、残り140Yの地点へ。ただ、セカンドが良くなかった。9番アイアンを引っかけ、グリーン横のラフに。バンカーに入らなかっただけ良かった。
しかしここで謎の奇跡が起きる。グリーン横のラフからの寄せ。ピンとは全然違う左方向に打ち出してしまったものの、運よくグリーンの傾斜にはまり、スルスルとピンに寄っていく。なぜかよくわからないが、ピン30センチに。幸先よく、パー発進となった。
「今日はいけるぞ!」と気合が入ったのもつかの間、はまってしまったのが11番ホール。カートを止めてティーグラウンドに立ってから驚いた。コース幅が非常に狭く感じるのである。ドライバーで曲げることが許されなさそうなホール。でも打つしかない。ナイスショット!と思いきや微妙に左サイド110Yの樹木につかまる。結果、これがこの日の流れをすべて狂わすことになった。このホール、まさかの「8打」。狙い過ぎなきゃ6打ですんだのにね。ゴルフは自分の頭の悪さも教えてくれる。
OUTの1番ホールである。507Yのロング。ただ左ドッグレッグになっているため、ティーグラウンドからコースの全容がほとんど見えない。ニスパコースは全体的にドッグレッグ多めなのだが、私はこういうのが苦手である。ドライバーが開き気味に入り、右サイドへ。右サイドからだとコースが倍くらいに感じる。フェアウェイに戻すことで精いっぱい。ここでも北海道のラフが私の前に立ちはだかるのである。とにかく「ちょっと出そう」ができないのだ。
ラストの9番は176Yの打ちおろしショート。右サイドが池、左奥も池、グリーン周りはバンカーという厳しいホール(けれどもハンディキャップ15という謎)である。7番アイアンで打ったティーショット。ナイスオンはしたのだが、グリーン上でどんどん右側にボールが流れていく。強めの傾斜になっているのだ。結果、バーディーパットは10メートル以上先から。最後に良かったのか悪かったのか、という結末を迎えてしまった。ニドムクラシックコースはぜひリベンジしたい!
「石田のゴルフ遊悠記」特別編、小樽カントリー倶楽部&ニドムクラシックコース、楽しんでいただけたでしょうか。両日とも非常に涼しくて良かった。北海道にお越しの際はぜひ小樽とニドムへ!
ゴルフ遊悠記はまだまだ続く。