◆男子ゴルフアジア・パシフィックアマチュア選手権 ▽最終日(7日、シンガポール・セントーサGCニュータンジョンC=6847ヤード、パー70)
雷による約1時間10分の中断を経て、2打差3位で出た、世界アマ2位の金谷拓実(20)=東北福祉大2年=が7バーディー、2ボギーの65で回り、通算13アンダーで逆転優勝。10、11年の松山英樹(当時・東北福祉大)以来となる日本人2人目の快挙を成し遂げた。
来年4月のメジャー、マスターズ(米ジョージア州オーガスタナショナルGC)と同7月の全英オープン(アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC)出場権を獲得した。
マスターズでの日本男子アマの出場は、前年のアジア・パシフィックアマ選手権を制した松山英樹が11年(27位でローアマ)、12年(予選落ち)大会に出場。来年の金谷が2人目となる。また、20歳11か月での同大会初出場は石川遼(17歳6か月)、松山英樹(19歳1か月)に次ぐ日本人3番目の年少記録でもある。
全英オープンへの日本男子アマの出場は、1978年の倉本昌弘(予選落ち)、90年倉本泰信(予選落ち)に続き19年の金谷が3人目となる。松山英樹は13年3月のアジア地区最終予選で出場権を獲得も、翌月にプロ転向して同年はプロとして出場した。