優勝賞金4000万円超 米男子シニアツアーが来年6月に2度目の日本開催


デモンストレーションショットを放ったトム・ワトソン(成田GCで)

デモンストレーションショットを放ったトム・ワトソン(成田GCで)

 米男子シニアゴルフのチャンピオンズツアーは9日、来年6月7~9日に千葉・成田GCで「マスターカード・ジャパン選手権」を行うと発表した。同ツアーの日本開催は17年のJAL選手権以来2度目。賞金総額は250万ドル(約2億7500万円)で、40万ドル(約4400万円)の優勝賞金は、今季の日本男子レギュラーツアーと比べても2番目の高額だ。マスターカードとアンバサダー契約を結ぶメジャー通算8勝のトム・ワトソン(69)のほかジョン・デーリー、コリン・モンゴメリー、トム・レーマンら多くのレジェンドが出場を予定している。

 この日は同GCで会見が行われ、ワトソンは「ジャンボさんに出て欲しい」と、尾崎将司(71)=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ=の参戦を熱望した。ジャンボに対しては参戦資格(50歳以上)を得た20年以上も前から日本シニアツアー出場へのラブコールが続いているが「レギュラーツアー一本」を宣言して出ていない。

 突然のラブコールを受けた日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長(63)は「ぜひ出て欲しい」と乗り気。「日本のシニアには出ないと言っているけど、米ツアーには(ジャンボが)過去に(メジャーなどで)戦った選手が多く出る。(千葉県内の)家にお願いに行きたい」と、近日中にも直談判する姿勢を示した。

 同大会には68人が出場し、日本ツアーを含む推薦出場枠は8人。日本は前週優勝者に出場権が与えられ、残る7人の枠は協議中だという。倉本会長は「日本でやるのだから、なるべく多くの日本人選手が出られるよう働きかけていきたい」と明言。来年10月には千葉県内で米男子レギュラーツアーの開催が内定しており、タイガー・ウッズや松山英樹が出場する可能性も十分。千葉では1年で2度も本場のプレーを堪能できる。

最新のカテゴリー記事