【ドラコン王南出仁寛プロの飛ばし屋への道】<9>ー無理せずホール状況を的確に 6アイアンで転がす練習を


 これまでのレッスンで飛ばすために必要なことをすべて伝えてきました。最後に飛距離アップした後のコースマネジメントに関して話したいと思います。

 

 今までよりも10ヤード飛べば、当然セカンドショットでクラブ選択が変わるなど、コースの攻め方が多様になってきます。特にドッグレッグになっているホールでは、ショートカットしたくなるもの。ここで気をつけることは、ホールの状況を的確に把握することです。

ドッグレッグのホールでは、木の高さやOBゾーンなど、コースの状況の把握が大切

ドッグレッグのホールでは、木の高さやOBゾーンなど、コースの状況の把握が大切

第2打で大きな木などのハザードが絡む場合は、攻略ルートの見極めとクラブ選択がポイント

第2打で大きな木などのハザードが絡む場合は、攻略ルートの見極めとクラブ選択がポイント


 ドライバーでショートカットを狙う場合は、打つラインの木の高さ、OBゾーンの有無、そして万が一ミスショットした時のセカンド地点の状況などを考えて判断することが大切。例えば自分のドライバーの弾道よりも高い木がライン上にある時に、無理して球を上げようとすればミスの確率は上がります。そんな時はとにかく無理をしないこと。ユーティリティーやアイアンの飛距離も伸びてきているので、安全にフェアウェーセンターを狙えば楽にパーセーブできますよ。

 

 また、飛びすぎた結果、グリーン手前にある木などのハザードが邪魔になってしまうこともあります。そんな時は攻略ルートを見極めて、低い球でグリーン手前へ確実に運ぶことを心がけると、大きなミスは回避できます。普段から100ヤードの距離を6アイアンを短く持って転がす練習をすると、いざという場合に役立ちます。

 

 秋のゴルフシーズンを迎えますが、これからもあきらめずに飛ばしにチャレンジしてください!=おわり=

 

南出仁寛(みなみで・きみひろ)1978年年1月6日、大阪府生まれ。40歳。父親は漫才師のオール巨人。ドラコンプロでありPGAティーチングプロ。キャロウェイゴルフスタッフプレーヤー。06年、08年と10年から17年まで8年連続でドラコン日本選手権で優勝。13年の世界大会では432ヤードの日本記録を更新し、アジア人初の世界大会10位に入賞した。サンテレビ「マダムシンコのゴル友!」(毎週月曜・後11時)に出演中。プライベートレッスンも随時受付中(詳しくは「南出仁寛」で検索)。身長178センチ、体重72キロ。