今平周吾「まずまず」9バーディーで3打差4位に浮上


 ◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権第2日(2日、沖縄・PGMゴルフリゾート)

 賞金ランク首位の今平周吾(26)=フリー=が9バーディー、1ダブルボギーの65で回って、通算8アンダー。6打差32位だった初日から3打差4位に浮上した。首位は賞金ランク4位のS・ノリス(36)=JOYX=。仮にノリスが勝てば同2位に浮上し、今平に肉薄する。初のビッグタイトル奪取に向け、V争いに加わると誓った。

 決めたいパットを確実に沈める。今平が賞金1位の意地を見せた。17番で痛恨のダブルボギーをたたいて迎えた最終18番、約3メートルの下りのバーディートライ。ど真ん中からカップに沈めると、わずかに笑みを浮かべながら声援に応えた。「最後に入れられたらモヤモヤすることなくいられる。最後は取りたかった」とニッコリ笑った。

 6打差32位でのスタート。1番でバーディー発進を決めると、着実にリーダーズボードを駆け上がった。14番は約6メートル、15番では約10メートルを沈めるなどパットが好調。1ラウンドで自己最多タイの9バーディーを奪い「まずまず」と充実感を漂わせた。

 獲得賞金は約1億1633万円で1位。ただ安心してもいられない。今大会の優勝賞金は4000万円。2日目を終えた時点でトップのノリスが優勝すれば、約1億423万円となり、同ランク4位から2位に浮上する。ただ、ライバルの動向を気にする様子はない。「相手のことは気にせず、自分が優勝争いすることを考えてやりたい」と闘志を燃やした。己の道を突き進み、独走態勢を築く。(高橋 宏磁)

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