石川、予選落ちも意地!1番1打目を隣のホールまで曲げながら驚きのバーディー


18番、バーディーパットを決め帽子を取って声援に応える石川

18番、バーディーパットを決め帽子を取って声援に応える石川

 ◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権 第2日(2日、沖縄・PGMゴルフリゾート沖縄=7270ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、6位からスタートしたS・ノリスが65をマーク。通算11アンダーとし、単独首位に浮上した。趙ミン珪とY・E・ヤンが、通算9アンダーで2打差2位。14位から出た片岡大育が67をマーク。通算8アンダーとし、賞金ランク1位の今平周吾ら4選手と並んで3打差4位につけている。

 ホストプロで、地元・沖縄出身の宮里優作は、通算3オーバー80位で、石川遼は通算4オーバー89位で予選落ちを喫した。

 石川は出だしの10番で1打目を大きく右に曲げてダブルボギー。続く11、12番もボギー。序盤の3ホールで4つもスコアを落としたことが大きく響いた。

 スコアを落とした要因はドライバーショット。ただ状態が悪い中でも、意地は見せた。ハーフターンして迎えた576ヤードの1番パー5。第1打は「プッシュアウトした。狙ったところより80ヤードも右だった」と大きく曲げて、隣の6番へ打ち込んだ。1番と6番の間には林があり、ピン方向は全く見えない状況だった。ピンまでは残り約240ヤード。「ジャングルに向かって打つような感じだった」というトラブルショットだったが、U3でグリーン手前の花道まで運ぶ。すると、約20ヤードの3打目を寄せてバーディーを奪った。

 後半の9ホールは3バーディー、1ボギーとスコアをまとめた。予選落ちという結果にも「昨日はどうやって打ったら分からない感じ。その時よりは、いい感じで打てている。来週以降、頑張りたい」と話していた。

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