2連覇中のケプカは宮崎牛3頭目を狙うも「家の冷凍庫が牛肉だらけ」


プロアマ戦でリラックスした表情を見せるケプカ

プロアマ戦でリラックスした表情を見せるケプカ

 ◆ダンロップフェニックス(15日開幕、宮崎・フェニックスCC=7027ヤード、パー71)

 大会2連覇中のブルックス・ケプカ(28)=米国=は14日、プロアマ戦に出場後、公式会見に登場した。「非常にいい状態で臨むことができる。素晴らしいコースで、多くのホールが自分と相性がいい。プレーするのが今から楽しみだ」と抱負を述べた。

 世界ランク1位の大会参戦は、2006年のタイガー・ウッズ(米国)以来2人目となる。当時、04、05年大会に続く優勝を狙ったウッズは、パドレイグ・ハリントン(アイルランド)にプレーオフで競り負けて、3連覇を逃している。“ウッズ超え”に向けて、「今週の目標は3連覇。(94~96年大会を制した)ジャンボ尾崎さんに次ぐ2人目の記録を成し遂げたい。初日にいいスタートを切って、いい位置につけることが大事になる」と気合を入れた。

 優勝の副賞、好物の宮崎牛3頭目を狙う。12日の来日時に「早くホテルで、たくさんビーフを食べたい」と語っていたケプカは、過去2年分の牛肉についての状況を明かした。「(米国の家に)冷凍庫を4個も買い足したんだ。2つはガレージ、2つは家の中。牛肉だらけでアイスクリームも入れる隙間がない」とうれしい悩みを口にした。

 18年は4月まで手首痛に苦しんだが、6月の全米オープン(ニューヨーク州・シネコックヒルズGC)を連覇し、8月の全米プロ(ミズーリ州・ベルリーブGC)で海外メジャー3勝目を挙げた。すでに開幕している18―19季の米ツアー、10月のCJカップ(韓国・済州島)でも優勝するなど絶好調だ。

 米ツアーでともに戦う松山英樹(26)に関しては、12日には「強敵なので、賞金を持っていかれないように」と笑顔で語っていたが、この日の会見では「松山に限らず調子のいい選手が、手ごわい相手になる。相手のことは考えず、自分を信じてベストなプレーを尽くしたい」と、表情を引き締めていた。

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