松山は4ラウンドぶりのアンダーパーで33位予選通過


3番、グリーン脇のバンカーから、帽子にトンボを乗せてショットを行った松山英樹

3番、グリーン脇のバンカーから、帽子にトンボを乗せてショットを行った松山英樹

 ◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス第2日(16日、宮崎・フェニックスCC=7027ヤード、パー71)

 初日にゴルフ人生初の誤球で2罰打を科され、1オーバー、56位と出遅れた松山英樹(26)=LEXUS=は4バーディー、2ボギー、69で通算1アンダー、33位で予選を通過した。後半に3バーディーを奪い、13年ミズノオープン以来のプロ転向後2度目の予選落ち危機を回避した。

 6番までにボギーが2つ先行し、一時は3オーバーとなったが、7番で初バーディーを取ると、後半13番でもスコアを伸ばした。初日に誤って同組の星野陸也(22)の球を打ってしまった14番では、3メートルを沈めるバーディーで“リベンジ”した。16番でも5メートルのバーディーパットを決めて、後半から降り出した雨の中、ギャラリーから歓声を浴びた。だが、最終18番パー5は1メートル半の好機につけながら、右に外してパーとした。69で4ラウンドぶりにアンダーパーを記録した。

 松山英樹の話「(予選カットラインは)最初から意識していた。途中3オーバーまで行って、落ちるんだろうな、と。状態が状態なので、少しあきらめも入っていたけど、最後はうまく(スコアを)戻せてよかった。もっと崩れてもおかしくない感じもあったし、もっと伸ばせたかな、という感じもあるけど、今できる範囲では精いっぱい。カットラインを意識しているゴルフはどこでも嫌だけど、日本でやる時には上でやりたいと思っている。できない自分がもどかしいけど、明日しっかり伸ばして上位に行きたい」

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