【日本S主役は初V男】〈7〉額賀辰徳、初優勝した途端「パパ大好き」


三井住友VISA太平洋マスターズでツアー初優勝を果たした額賀辰徳

三井住友VISA太平洋マスターズでツアー初優勝を果たした額賀辰徳

  ◆額賀 辰徳(初出場)34歳=フリー=三井住友VISA太平洋マスターズ優勝

 松山英樹が監修を務め、世界基準のコースに改修された太平洋C御殿場Cでプロ13年目の飛ばし屋が初優勝を飾った。大会のパーオン率&ドライビングディスタンスで1位。表彰式では、観戦に訪れた愛息の智也くん(8)と大雅くん(3)を両脇に抱え、満面の笑みで写真に納まった。「優勝しても特に変わりはないですね。でも一つ変化が…。次男が『パパ大好き』って。今までそんなこと言わなかったのに」と照れ笑いで明かした。

 優勝翌日の夜。8年前に練習ラウンドを回って以来、親交の深い“兄貴分”の宮里優作(38)=フリー=に祝勝会を開いてもらった。シャンパンで乾杯し「辰、自分の優勝以外でこんなにうれしいのは(兄の)聖志以来だよ」と声をかけられ「僕もうれしいです」と感慨に浸った。

 宮里は2013年の日本シリーズJTカップで初優勝。昨年大会も制し、初の賞金王に輝いた。自身はテレビ観戦して「感動しました」ともらい泣きした。今年は初めて夢舞台に“アニキ”とともに立つ。「存在感を出していきたい」。将来的な海外でのプレーも視野に入れており、優勝で得られる3年シードは魅力だ。日本一の飛ばし屋は、メジャー初制覇を世界進出の足がかりにする。(宮下 京香)

 ◆額賀 辰徳(ぬかが・たつのり)1984年3月28日、茨城・鹿島町(現鹿嶋市)生まれ。34歳。中学まではサッカー部で14歳でゴルフを始め、中央学院大時代の2004年の日本オープンでローアマを獲得。08年は下部ツアー4勝。09年、15年にレギュラーツアーの賞金シードを獲得。09、10、12、15年のドライビングディスタンス1位。家族は妻と2男。183センチ、80キロ。

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