【日本S】Y・E・ヤン、美人妻と「楽しく」首位発進


9番ティーショットを打ち終えたY・E・ヤン(右はキャディーを務めるキム・ミジン夫人)

9番ティーショットを打ち終えたY・E・ヤン(右はキャディーを務めるキム・ミジン夫人)

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー今季最終戦 日本シリーズJTカップ第1日(29日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 美人妻キャディーとタッグを組むヤンが絶好のスタートを切った。3番パー4で残り100ヤードの第2打を54度のウェッジで直接放り込み、イーグルを奪うなど前半は大会タイ記録に並ぶハーフ29。後半はスコアを落としたが、それでも堂々の単独首位。「楽しくゴルフができた」と笑顔を見せた。

 妻のミジンさんは異色のキャディーだ。「グリーンの読み、距離の計算など全て私がしている」とヤンは話す。さらに「同組の選手に迷惑かけないように気を使っている」。ホール間ではキャディーバッグを軽くするため、アイアン数本抜いて自ら運ぶ。プロキャディーの技術も体力もないミジンさんとのタッグについて「妻がいると安心できる。リズムが良くなる」と目尻を下げながら説明した。

 2009年全米プロで当時、世界最強を誇ったタイガー・ウッズ(米国)に競り勝ち、アジア人初のメジャー制覇を果たした。その実力は本物。夫婦二人三脚で日本メジャー初Vを狙う。(竹内 達朗)

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