◆米男子プロゴルフツアー ソニー・オープン第1日(10日・米ハワイ州ワイアラエCC)
日本ツアー賞金王の今平周吾(26)=フリー=が7バーディー、2ボギーの5アンダー、65で首位と4打差の4位で滑り出した。4月のメジャー初戦、マスターズ(米ジョージア州)初出場を決めた直後のラウンドで米国のファンに存在感を示した。星野陸也(22)=フリー=は66で7位。米ツアー5勝の松山英樹(26)=LEXUS=は69で52位。米ツアー初陣のアマチュア・金谷拓実(20)=東北福祉大2年=は71で89位だった。61のアダム・スベンソン(カナダ)が首位。
日本ツアー賞金王が“名刺代わり”の好発進だ。常夏の島で、今平は得意のアイアンショットがさえて2度の3連続を含む7バーディーを量産。「ショットはすごく良かった。いいスタートが切れた」とほおを緩めた。
2番で1メートルにつけてバーディーが先行。8番で残り136ヤードから9アイアンで30センチにつけて伸ばすと勢いに乗り、後半はパットもかみ合い、4メートルを沈めた13番から3ホール続けて伸ばした。2日前にマスターズへの「特別招待」での初出場が発表され、知名度も上がり、地元の観客からも歓声が飛んだ。「やっぱり声援はうれしい。日本の賞金王だし、この試合でも上位に行きたい」。この大会では、1983年の青木功以来となる日本人優勝に挑む。
海をバックに17番ティーショットを放つ今平(ゲッティ=共同)