藤本佳則は2打差2位も全英出場権獲得


 ◆アジアンツアー共同主管 男子プロゴルフツアー開幕戦 SMBCシンガポールオープン最終日(20日、セントーサGC=7403ヤード、パー71)

 気温30度の中で行われた最終ラウンドは、1打差2位から出たジャズ・ジェーンワタナノンド(タイ)がベストスコア65で回り、通算18アンダーで逆転優勝した。首位から出た藤本佳則(29)は4バーディー、1ボギーの68で16アンダーの2位。65の世界ランク24位、ポール・ケーシー(英国)と並んだ。14アンダー4位にマシュー・フィッツパトリック(英国)が入り、前年覇者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)は8アンダー7位で終えた。

 比嘉一貴(23)と川村昌弘(25)が6アンダーで12位。石川遼(27)は75とスコアを落とし、1アンダー47位に終わった。

 最終組の藤本は3番で初バーディーも、5番のボギーで前半をイーブンで折り返した。後半に入り12番、13番の連続バーディーで一時は優勝したタイ選手に1打差に迫ったが、最後は突き放された。13年のトーシントーナメント以来、6季ぶりの優勝は逃したが、7月のメジャー・全英オープン(英国・ロイヤルポートラッシュGC)の出場権を獲得した。

 藤本の話「2打足りなかったが、4日間いいゴルフができていた。勝ちたいのが本心なので、悔しさはある。(13番の連続バーディーで)ワンチャンスあるかなと思ったけど。(優勝した選手は)素晴らしいスイングで、いい球を打っていた。いい選手ですね。(自身は)アイアンショットの精度を少しでも上げられれば、パットの距離も短くなるので、そこが課題。(全英について)考えていなかったが、メジャーに出るのは久しぶり。今年はもっと頑張りたい」

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